せかいのすみっこで

20代の女オタクが日々感じたことを徒然なるままに吐き出すためのブログです

【ダンガンロンパ3】オール洗脳オチはだめです

 

 

ここ最近見たアニメ作品の中で

原作大好きだけどアニメで爆死したのは何かな・・・と

花丸以外で思い描いて真っ先に頭に浮かんだのが

ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園』でした。

 

もちろん全部が全部悪い訳では無いのです。

新たに好きになった新キャラもいるし

途中までは毎週かなり楽しみに見ていたんです。

録画して繰り返し何度も見た回もあります。

でも、いろいろといままでの想いを裏切る作品というか

原作ファンであればあるほどにガッカリ要素が多いアニメでした。

 

 

 

※注意

この記事にはネガティブな意見や表現が多数あります。

否定的な意見は見たくない!という方(特に3アニメ肯定派の方)は

ここでUターン推奨です。

 

 

 

 

ダンガンロンパシリーズとは

ゲームを中心に小説、漫画、アニメと展開を広げているシリーズ。

 

「超高校級」と呼ばれる才能を持つ個性的な生徒たちが

「コロシアイ」と呼ばれる極限生活を強制され、

その結果生徒の誰かを殺してしまった真犯人の生徒を

「学級裁判」と呼ばれる議論と投票で暴き、

その犯人を「おしおき」と称して処刑する、という一連の流れで

ゲームが進行していく。

 

いままでゲームでは本編が2作、外伝が1作、

その他外伝小説、コミックも続々発売されており

本編の1作目のみアニメ化、

1作目、2作目ともに舞台化されている。

※アニメ放送時にはまだV3は発売されていないため、

ここでは数に含めておりません。

 

ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園』とは

始まりは2015年12月に開催された

ダンガンロンパプロジェクト発表会』。

ゲームのシリーズ最新作として『ニューダンガンロンパV3』、 

そして新アニメシリーズ始動が発表された。

それが『ダンガンロンパ3』です。

 

この時点で、2をアニメ化しないまま

その続編をアニメで描く、ということがなかなか衝撃的な発表。

更なる続報で、アニメは異なる2つのストーリーを描く物語であること、

そしてその2つが希望ヶ峰学園シリーズ完結編として

同時進行で展開される『同週ダブル放送』である事も告知され。

当時はそれはもうびっくりでしたとも。

 

時系列がややこしいですが

【過去】

ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園(絶望編) ←NEW

 ↓

ダンガンロンパ/ゼロ

ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生

絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode

スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園

ダンガンロンパ3 The End of 希望ヶ峰学園(未来編) ←NEW

【未来】

こんな感じで

新作である3の未来編、絶望編は

いままでのストーリーの

一番過去と未来の話です。

 

1、2のキャラの過去の姿や

2以降の苗木、日向たち生き残りのその後が見られるということで

始まる前はそりゃあもうみんなの期待値も高かったです。

そう、始まる前は。

 

 

未来編について

これはもう言うまでもないと思います。

コロシアイする意味あったかな?って。

せっかく未来機関の支部長たちという魅力的なキャラを作っておいて

それをポイポイ無駄死にさせる物語でした。

黒幕であった天願会長が御手洗に

洗脳アニメを使わせたかった、という目的はまぁ・・・何とかわかる。

でもそれを使わせるために支部長たちを殺し合わせるっていうのは

御手洗を追い詰めるため?なのかな??そのあたりからもう意味不明。

更には御手洗のNG行動は才能を使うこと、という矛盾。

そもそもNG行動に差がありすぎてね。

最初に見せしめ的に死んでしまった万代とかかわいそうすぎる。

天願会長は万代に何か恨みでもあったの?ってレベルでひどい。

自作のことわざがウザかった可能性・・・

せっかく人狼みたいなルールでコロシアイしてるのに

結局襲撃者は眠らされた時に一番モニターの近くにいて

映像で洗脳された被害者自身って。なんだそれ。

そんな超展開にするくらいなら一人くらい裏切りとか

本当に腹黒い本性持った襲撃者とか会長の仲間にすればいいのに・・・

会長が協力者なしで一人でやったって考える方が難しい。

 

もうちょっと話数があれば各キャラの掘り下げ等できただろうけど

結局は推理もなんにもないただ物騒な支部長の殴り合い、殺し合い。

特に宗方はカリスマなところや未来機関の希望、的な部分はまるで見えず

ひらすら刀持って徘徊しているヤバいやつって感じになってしまってる。

なんで雪染や逆蔵があんなに持ち上げてたか伝わってこない。

キャラの設定とか声優さんとかもう全部含めて

もったいないどころの騒ぎではない。

 

たぶん制作側はバトルものを作りたかったのかな、と思うのですが

ダンガンロンパファンがそれと求めているとでも??

私はどちらかというといつも通り

学級裁判や推理モノの方が見たかったです。

戦うにしてもVS絶望の残党の時みたいな感じのならまだ良かった。

いつもみたいな閉鎖された空間でのコロシアイ要素にバトルもの入れたせいで

すべてにおいて何か中途半端。

 

あと霧切さんを一回無駄に殺したのは

ただ見ている側を無駄に絶望させたかっただけかなって。

結局生き返らせるし演出も別に感動とかしない。

最終回で霧切さんが復活して出てくる前に

EDのクレジットで名前出てるし。そういうところも雑。

 

どうせならNG死イコール仮死状態で

何人か他にも生き返ればよかったのに。

本当に支部長みんな無駄死に。

 

絶望編について

これも言うまでもないかもしれない。

江ノ島と七海の存在が薄っぺらくなったことが大きい。

まず七海が別人すぎて

やっぱり原作好きとしては2のAI七海こそ七海なんです。

AIの彼女にモデルがいたってだけならまだよかったけど

彼女を不自然に持ち上げるためにsageられる他の77期生たち。

そのせいか3の七海に全く愛着が持てない。

小泉とかの方がよっぽど学級委員っぽいのに

七海を立てるために小泉の性格が気弱っぽくなっていたのは驚き。

さらに、過去で詳細が見られると非常に期待していた

2の作中に出てきたトワイライトシンドロームの話。

小泉、九頭龍はもちろん、小泉の親友であるサトウ、

そして被害者だった九頭龍の妹もちゃんと出しておきながら

あっさりすぎる展開であっという間に終了。

サトウや妹が予備学科の日向とちょっと絡んだだけやん。

その後九頭龍は普通に生活してるし・・・結局あの事件に何の意味が。

 

そして江ノ島盾子。

彼女が御手洗と出会ったところあたりまでは悪くなかったです。

いったい彼女は御手洗の才能を使って何をするのか、とワクワクしてたら

その後の洗脳、洗脳、また洗脳。

便利すぎるチートな洗脳映像をこれでもかとフル活用。

別の人物(宗方)を信望している雪染を絶望に染めるために

洗脳を使ってその想いを曲げさせる、っていうのはまだわかるんですが

2メンバー、彼ら絶望の残党の全員が洗脳オチという展開は本当に無理でした。

77期生は78期生に比べて暗い過去持ちが多く、

そういった闇部分に江ノ島が付け入って

徐々に絶望を植え付けていった・・・とか

そういうのを想像していたんですよ。(たぶん結構な人数のファンが)

それがいっぺんにまとめてあっさり洗脳。

我々にとって絶望的すぎる展開。それ狙いじゃないよね?

 

あと七海のおしおきというか処刑シーンが。しんどい。

ダンガンロンパのおしおきらしさの欠片もない

ただグロいだけの処刑。それも結構な尺を使って。

77期生内で大きな存在にするために

そして最後に絶望的に殺すために無駄に持ち上げて

私たちの思い出の中のAI七海の魅力を殺し、

不自然なほど持ち上げたアニメ七海も無残に殺し。

本当になにがやりたかったかわかりません。

 

希望編について

言いたいことは山ほどあります。

うまいことまとめたつもりか、と。

未来編、絶望編で雑に散りばめたものを

なんとなくまとめたようとした努力だけって感じです。

 

一番嫌だったのは

77期生があっさり全員目覚めているところ。

2の終わりからそんなに時間は経っていないにも関わらず

生き残りメンバー5人だけでなく

2で死んで脳死状態だったはずのみんなも起きてすぐ元気そう。

あの2-6の葛藤はなんだったのか。

せっかくの2のエンディングが台無しになった気分。

御手洗に救いを与えるためにも

みんなで迎えにいって77期生に仲間入りさせたかったんでしょうが

絶望編では詐欺師としか主に交流がなかったのに

あっさり仲間入りっていうのも違和感がすごい。

あの最後の大団円な感じは頭からっぽにして見てました。そうすれば幸せっぽかった。

 

総合して

原作との矛盾に目を瞑っても

雑で粗が多すぎるアニメでした。

未来編、絶望編全部まとめて洗脳オチ。

洗脳を便利に使いすぎ。

おかげで絶望=洗脳ってイメージが付いてしまって

いままでの原作の1、2も薄っぺらく感じる。非常に残念。

 

完結編とはいったいなんだったのか。

そう思ってしまうくらいには

いろいろと理解できない展開の連続でした。

私たちのいままで楽しんできたコンテンツの完結編が

本当にこれでいいの??と思ってしまう出来。

最後の最期に『希望編』という形で若干キレイにまとめた感があって

少しだけ救われたような気もしなくもない。(救われたとは言っていない)

でもその希望編も1時間とかでやってくれれば良かったのに

普通に30分だから非常に駆け足。

いや・・・でもダンガンロンパのアニメって基本駆け足。

それで1のアニメは途中で投げました。

雑すぎて見ていられなかった。

今回も前代未聞の同週ダブル放送だからスタッフさんたちは

かなりの大変さだったんだろうとは思いますが・・・

言い訳になりませんからね。雑さ加減の。

 

シナリオライターの小高さんは

今回の作品について「究極のファンアイテム」と言っていたそうですが

3のアニメは原作ファンほど首をかしげる内容です。

こんな内容ならダブル放送とかではなく

2クールにしてしっかりとした物語が見たかったなぁ・・・

 

でもアニメがあった良かった点もあるんです。

まずは逆蔵十三というキャラに出会えたこと

もともと見た目がドツボだったのと

CVの諏訪部さんもドツボだったこともあり、

アニメが始まる前から一番目をつけていたキャラでした。

最初の頃は苗木、日向という歴代主人公をはじめ

数々のキャラに暴力をふるう描写のせいで

2ちゃんなどでは圧倒的ヘイトを稼いでいた彼ですが

そんな周囲のアンチのしねしねコールに負けないよう応援していた結果、

最終的には見事に人気の純愛ボクサーになってくれました。

逆蔵十三という存在がなければ

3アニメを見続けることは不可能だったと思います。精神的に。

逆蔵こそ3アニメの希望です。

彼を生み出してくれたことは本当に感謝。

死に様まで優遇されていましたしスタッフからも愛されていたようなので

逆蔵に関しては一切文句はありません。

その分、なんでその逆蔵があそこまで宗方が好きなのか

よくわからないってくらいアニメでは宗方はいいとこなしです。

やっぱりそこももう少し掘り下げが欲しい。外伝とかで。

 

キャラで言えば黄桜公一の存在も大きいです。

彼と学園長だった霧切の父の絆。娘を守るという約束。

未来機関のみんなが無駄死にラッシュな中、

彼だけは霧切さんを守るために自らNG行動を使い、亡くなります。

1のコロシアイ中に学園の外から助けに行こうとしている場面といい

格好良い見せ場の多いキャラでした。生き残ってほしかった。

 

他の新キャラも本当に良いキャラ揃いなんです。見せ場が少ないけど。

だからこそ謎の理由であっさり殺されてもったいない。

すべてに置いて尺が足りてないんですよね。

だから見せ場も少ない掘り下げも少ない。

サッと見せ場や回想出したらすぐ退場、みたいな。本当に残念。

 

あとそれぞれのOP、EDは歌も映像も素晴らしいです。

どの曲も買いましたしカラオケでもよく歌います。

最近のアニメは内容が良くても歌はんんん???ってことも多いですが

ロンパ3に関しては逆ですね!良い曲ばかりでした。

欲を言えばダンガンロンパの伝統として

最後は緒方さんの歌う曲で完結させてほしかった感はありますが。

そこまで我儘言っちゃダメですかね。

 

いろいろ文句は言いまくっていますが

私はダンガンロンパシリーズが好きです。

アニメはたぶんもう好きな回以外は絶対に見直さないけど

ゲームはまたプレイし直したいです。

何も知らなかった頃の気持ちではプレイできないかもですが

その辺は見て見ぬフリして楽しみたいと思います。

 

ちなみに私は先日V3はクリア済です。

そちらも語りたいことが山ほどあるので

後日改めて語ります。

絶対そっちも長くなる自信がある。